Gaily Amahaの未熟な舌過敏な腸

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2006年 12月 27日

2002.10.31(木)

 業界の会合を兵庫県の会社でやる事になり、大阪経由で移動する。梅田で阪急宝塚線に乗り換える前に、噂の楼蘭に向かった。
 梅田の地下街というのは、雰囲気的には、東京駅八重洲地下街と大手町の地下街を足したような感じになるのだろうか。ビジネス街的な雰囲気とアメ横的な雰囲気が入り混じったりして、ボーダーレスで「えぇんちゃう」的な大阪気質そのものだ。綺麗になったエリアを抜け、駅前第2ビルの地下2階にはいると、またしてもそこは典型的な大阪の飲食街の雰囲気を呈する処となった。お店は入ってすぐ右手にあるにもかかわらず、不必要に舞い上がって左旋回から右旋回までして地下街を探し回り、元の位置に戻って見つけたという体たらくだ(^^;
 店名はいかにも中華料理店のようだが、新しいお店らしく、他店の店構えとは全く違う、今風のウッディーなラーメン店の造りになってる。ダブルスープということを念頭にメニューを見ると、まさしく青葉@中野を思わせる構成になっている。
#ダブルスープのお店って、味玉+チャーシューのトッピングメニューを、たいてい「特製」と呼ぶよなぁ(笑)
 折角なので、その特製を注文した。すると「うす味と濃い口がありますが」と聞かれたので、咄嗟に「うす味」と応えてしまった。歳をとりましたなぁ(^^;
 出てきたラーメンは、見た目からもダブルスープのそれであることがわかるような、端正な顔をしている。スープを飲むと、うす味という程でもないんじゃないかと思えるような、しっかりした動物のコクと、まろやかな魚介の出汁が口に広がってくる。青葉と比べると、両方のスープの「切れ」というか「強さ」というか、その辺がマイルドになっている感じだ。といっても、旨いには違いない。大阪にもこういうラーメンがどんどん出てきたというのは素晴らしい事だ。
 さて、阪急宝塚線に乗って、川西能勢口という駅で降りる。まだちょっと時間があるので、事前に調査しておいた博多ラーメンげんこつでもう一杯やっつけておく事にする。カウンターに座ると、隣で卓上のおろしにんにくの補充をしていて、凄い匂いが伝わってくる。そういうことは、厨房でやりなはれ。そうこうしているうちに基本の博多ラーメンが出てきた。
 う~むぅ、これを博多ラーメンと銘打つのは、外国の教科書に日本人がチョンマゲで紹介されているのと同じくらい違和感があるぞ。間違いじゃあないけど、ほとんど見ることはないタイプだ。透明度の高いとんこつスープに、すりゴマが浮いていて、スープの色よりゴマの色の方が濃いという(^^; ローストしたチャーシューは旨いが、こういうチャーシューもなかなか博多ではお目にかからない気がする。このスープに卓上のにんにくや豆板醤を入れたら、何がなんだか分からなくなると思うけどなぁ。
 会合は無事終わり、懇親会でしこたま飲み食いする。泊まりを宝塚にとったので、途中にある、テレチャンの初代ラーメン王が推薦したラーメン工房「あ」に入ろうかどうか迷った。腹はいっぱいである。だが、ここへ来る事はもう二度とないだろう。人生は一期一会である。・・・入ってしまった(殴)。
 川縁にあるファミレス的な中華レストランという店で、22:00位の時間だというのに若者達が結構食べに来ている。基本のラー麺を注文した。しっかり乳化したとんこつスープは、香味野菜で味が調えられていて、宝塚歌劇団を観劇に来たおばさんやオネーチャンにも、すんなり受け入れられそうだ。ローストされたバラ巻きチャーシューも旨いし、大降りなのが2枚も乗っていてゴージャスだ。突出した何かを持ってはいないが、全体がしっかりまとまっているラーメンだった。うむ、入って良かった(笑)

by g_amaha | 2006-12-27 10:31 | 近畿(大阪)


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