Gaily Amahaの未熟な舌過敏な腸

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2006年 12月 27日

2002.9.4(水)

 金沢である。何故か今まで、金沢にはそそるラーメン屋さんがないと決め付け、あまり開拓をしていなかったのである。それと、きどたまよのラーメンでいこう!を見ていると、おちゃらけた文章や中途半端な編集が好きになれず、更に探求心が失せていくのであった。しかし、何かの縁でこうして再び三度と金沢に来る機会を得たのだから、開拓していかないといけませんよねぇ、ラーメンウォーカーとしては。
 という訳で、きどたまよのラーメンでいこう!を参考に(殴蹴)、内灘のらーめん藤に向かった。北鉄のワンマン電車に乗って17分、内灘は海の町である。夏はまだしも、人気の少ない冬に海岸近くを歩いていると、拉致されてしまいそうな場所だ(蹴吊)。幸い、お店は駅のすぐ傍にあるので、某国のことは気にせずにラーメンが食べられるのである。そのらーめん藤は京都のラーメン店「藤」の暖簾分けで、鶏ガラベースの典型的な京都ラーメンを食べさせるお店らしい。それだけでは、わざわざローカル線に乗って食べに行く気にはならないが、煮干らーめんという気になるメニューがあることを知って、食べに来たという訳だ。
 出てきたラーメンだが、きどたまよのラーメンでいこう!には「豚骨も鶏ガラも入らないことを疑うばかりである」とあるが、スープを一口飲んだら鶏ガラベースのスープということは誰でも分かるっちゅうの(^^; 好きになれないオネーチャンだ。思ったほど煮干が強くはなかったが、鶏ガラ好きで、京都ラーメン好きな私としては、非常に気に入ってしまった。
 1時間に2本しかない電車に乗ったら、お店にペンを忘れてきたのに気付いた。発車まであと3分である。数秒迷ったが、このペンは転職時に前社の部下からプレゼントとして貰ったものなので、放ったらかして帰る訳にはいかないのである。駅員に断って、猛ダッシュでお店に走り、ペンを探しあてて駅に戻ったら、間もなく出発のベルが鳴って電車が走り出した。このペンとはまだまだ付き合いが続けられそうだ。
 金沢に戻ると、今度はネットで調査しておいた麺屋達に向かった。お店に入って先客が食べているラーメンを見たら、家系もどきという雰囲気だったので出ようかと思ったが、奥さんの顔を見てとどまった(殴)。う~むぅ、こちらも和風出汁の効いたラーメンという触れ込みだったが、神奈川で石を投げると当たる家系もどきという感は否めなかった。
 今日はこのくらいで勘弁しておく事にして、今月発売の月刊金澤を買い、ラーメン特集をじっくり読んだ。掲載店舗数は少ないが、記事や写真が素晴らしく、やはり金沢をきちんと食べ歩こうという気を起こさせられた。
 20:00過ぎまで仕事をし、喉を潤しに片町のうまづらに繰り出す。今日のコンセプトは魚にして、うまづらハギの薄作り、本物のシシャモ(笑)、白子天麩羅、能登のもずくなどを注文する。これがとてもよいお店で、全てが旨くて大満足。
 気分が良いので倫敦屋さんに河岸を替え、ジントニックでご主人との粋な会話に酔いしれましたとさ。

by g_amaha | 2006-12-27 09:04 | 北陸・甲信越


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